VRM ONLINE(サービス終了) まとめ
「鉄道模型シミュレーターオンライン」についての記事をまとめたものです。
ここに書かれている内容は公式発表の他にCaldiaの推測や他ユーザーの非公式情報も含まれています。
鉄道模型シミュレーターオンラインとは?
- パソコンを使って鉄道模型レイアウトを設計し、バーチャル空間で列車を走らせることの出来るシミュレーターソフト。
- サービスはインターネットを通じてオンラインで提供される。
- ソフトウェア開発元はアイマジック。サービス提供はアシアルが運営するコミュニティサイト「トレイン・トレイン」。
- 略称は『VRM Online』『VRM オンライン』など。(VRMは「Virtual Railroad Models」の略称)
- トレイン・トレインのベータテスト応募タイトルには『鉄道模型シミュレータOnline』、同ページのメニューバーには『VRMoNLINE』と通称がつけられている。
- 2008年9月よりベータテストサービスが始まり、2008年冬より正式サービス開始予定。
- 月額利用料金は1000円、相当分がポイントにチャージされ、ポイントを使用して各種パーツを購入できる。
- 製作したレイアウトなどはトレイン・トレインのサービスと連動してスクリーンショットやレイアウトの公開などが可能となる。
VRM関連 サービス状況
- 2008年08月31日 正午頃にβテスト参加者へベータテスト開始のメール配信。
IMAGIC Blogよりキャッシュデータディスクの発送を確認。 - 2008年09月01日 公式パーツショップ稼働。
- 2008年09月02日 Caldia宅にディスク到着
- 2009年02月02日 入会金1000円の月額無料(パーツ課金)へサービス変更。
- 2009年02月20日 鉄道模型シミュレーター5 第0号&第1号 発売
- 2015年12月18日 トレイン・トレインのサービス終了
- 2022年05月31日 新規入会によるアカウント登録を停止
- 2022年06月30日 ポイント購入及び入会金支払いを停止
- 2022年08月31日 ポイントを消費してのパーツ購入及びギフト券の利用を停止
- 2022年12月23日 パーツショップなどの現行サービスを終了。
ソフトウェアとアカウントはアイマジック運営サーバーで継続利用可能。
VRMONLINE-NXはVRMNXで購入したパッケージのシリアルを登録することでパーツ追加が可能。
時系列 VRM ONLINE ニュースリンク
- 2008年08月07日 BB Watch アイマジック、「鉄道模型シミュレーターオンライン」を9月開始
- 2008年08月08日 ITmedia News 世界初、Webで鉄道模型シミュレーション
- 2008年08月09日 fox-hobby-garden 新作情報 [ 鉄道模型シミュレーターオンライン ]
- 2008年08月13日 4Gamer.net 「鉄道模型シミュレーター オンライン」9月にオープンβテスト開始
- 2008年12月12日 4Gamer.net 「鉄道模型シミュレーター オンライン」12月15日より正式サービス開始
- 2009年02月02日 4Gamer.net 「鉄道模型シミュレーターオンライン」アカウント利用料が無料に
- 2022年04月07日 VRM ONLINEサービス終了のお知らせ
- 2022年05月10日 VRMONLINE / VRMONLINE-NXのサーバー移管についてのお知らせ
聞き込み調査報告
鉄道模型シミュレーターオンラインの前身となる鉄道模型シミュレーター4の大御所ユーザーであられるZio氏とmoko氏が国際鉄道模型コンベンションへ行かれ、アイマジック社員に直接話をされたそうです。ここではその情報を元に管理人が情報を箇条書きで書き出しました。
両御仁執筆のレポートは下にリンクをしているのでそちらをご覧ください。
- 2008年08月07日 moko氏 スクウェアィマジック
- 2008年08月10日 Zio氏 「VRM oNLINE聞き込み調査報告」
VRM OnlineとVRM4の相違点・共通点
- 流通の関係によりパッケージ版に比べ、かなり販売価格を抑えられる(追加キット1600円の車両を半額近く、等)
- スクリプト仕様は変わらず。ライトの制御程度はダイアログで実現
- テクスチャリソースはカスタム可能。描き替え可能な看板も「今後製作したい」
- サウンドは(圧縮処理を利用できないため)ファイルの肥大化が問題になり、編成単位での管理
- 陰影表現が実現。VRM4では提供されない
- VRM4のストラクチャ、車両の大半をOnline版に移行可能(シリアル番号を入力)
- ただしVSEなどのシリアル番号のない車両は移行不可能
- データ移行が可能なのでVRM4統合版が今後発売される可能性は薄い(もしくはかなり時期が経ってからか?)
- Online版のデータはVRM4に移行できない
- VRM3の車両は移行不可能。ただし、VRM3収録車両は新規で『積極的に』製作していきたい
- VRM OnlineはVRM4と全く別物。「鉄道模型シミュレーターオンラインは、バージョン5」と公式も発表している
- 処理も最新環境に最適化されておりレンダリング速度は向上している
- 地形テクスチャの表示も手が加えられていて表現が向上している
- (同時起動しなければ)複数のパソコンでVRM Onlineを動作可能
VRM Onlineの情報
- 国際鉄道模型コンベンション開催2日前にやっとプログラムが動いたらしい
- 月1000円程度を上限として考えているらしく、オープンβ版(とりあえず無料版)の状態をそのまま貫く可能性もある
- 1000円以上をポイントとしてチャージ可能、繰り越しも可能
- 「毎月2000円分以上の新規部品を提供し続ける予定ですので、使い道がないという状況には致しません。逆に1000円では足りない状況を作り、別途お支払いいただいて購入していただこうと思っております」との事
- パーツ販売はある程度まとめて(島式ホームセット等)販売予定
- TOMIXパーツは(おそらく版権関係により)統合セット商品での販売
- レイアウトデータはユーザーのパソコンに保存される
- ビュワーなどのデータ保持・画像処理はユーザーPC側で処理
- ハードウェア環境はDirectX9.0c+シェーダーモデル3.0以降を推奨。それ以前の環境では影が表示されない
- オンラインでの通信はHTTPプロトコルを使用。
- ユーザーが製作したレイアウトを売買できるシステムを作り、利益をユーザーに還元できるサービスを検討中
その他の情報(楽屋話)
- Euroシリーズは需要がなく、赤字状態
- VRMの基本的な資料は『模型』であり、特にEuroシリーズの発展は模型の入手性に依存する
- 以前仄めかしていたEuroシリーズ残りの車種も出していきたい
- Euroシリーズの貨車はかなり要望が多い
- 矢橋ホキについては、現行VRM4向けの『追加キット』としてリリース
- 「屋根から側板、床下まで自力で調査するのが大変」(これらの写真を送れば商品化される可能性がある?)
- アイマジック規格の線路のテクスチャは国府津駅の西側のレールが元
- 『まわらない樹木』は「今頑張って開発してるところ」
- 『ポイントマシン』『スプリングポイント標識』は「需要ないと思った」ただし『江ノ電』を製品化するなら「必要かもしれない」
- アイマジックのサーバー入換に伴い『会議室』がトレイントレイン内サービスに移転する予定
- パッケージ版のVRM4は10号をもって一応終了
- 予定されている追加キットはVRM4用として発売予定
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